27歳兼業農家 地元の同級生女性とお見合いで知り合い結婚

1)軽く自己紹介
私は今年で50歳になる会社員です。私は実家が農家で、私が長男だったこともあり、22歳で大学を卒業後、実家の農業も出来るように地元の会社に就職しました。平日は会社に勤務し、週末は両親と農業をすると言う、今にして思えば、かなりハードな生活でしたが、自分の両親世代は、それを当たり前の様にやっていたので、特段、不満に思ったことはありませんでした。とにかくそうやって、小さいことから、田起こしや田植えや稲刈り等の農業をしながら育ってきて、ただただ昔ながらの真面目にコツコツ、農家の長男として生きていました。強いて言うなら、自由な弟や嫁に行った姉が居て、彼らは、収穫したお米や野菜などをもらって行くだけで、美味しい所だけ持っていく感じで、ちょっとズルいけど、自由で羨ましいと思っていました。
2)行動した経緯や時期
私が大学卒業後、地元の会社に就職して5年が経った26歳の頃です。当時、私の地元では、昔からの風習で、結婚は早いほうが良いと言うこともあり、25歳までに自力で結婚できないと、お見合いをさせられる雰囲気がありました。それで、私もお見合いの話があり、実際に地元の同級生の女性とお見合いし、半年後に結納を行い、1年後に結婚しました。
3)その時の心情
そのお見合いして、結婚した時の心境は、正直、年齢的にそう言うものかと言う感じで、あまり感情的なモノはありませんでした。ただ、もう家庭を持つのだから、今まで以上に、しっかりしないといけないと自覚しました。お見合いした相手の女性も、当時としては珍しく大学を卒業した非常に生真面目な方で、且つ、外見も綺麗な女性で、私にはもったいないとおもいつつ、同じような家柄の方だったので、なんとか上手く行くかなと思っていました。
4)後悔していること
後悔としては、やはり、年齢で焦って結婚するものではないと言うのが結論です。結果論ですが、結婚後、相手の女性の精神的な病気が発覚しました。それでも、私としては、せっかくの縁で一緒になったのだから、ずっと一緒に頑張りたかった。しかし、相手の女性は、私を不憫に思ったのか、真因は不明ですが、一方的に離婚届を出されてしまいました。今にして思えば、今時、なかなか農家の家に嫁に来てくれる女性はいません。なので、珍しく幸運だと思いました。結婚後の1年目は、家庭のことも、農業や両親とも、また近所付き合いも、本当に一生懸命に上手くやってくれていて、幸せでした。しかし、2年目あたりから、私も会社が多忙で、なかなか気が付かなったのですが、会話が成り立たなくなったり、喜怒哀楽が激しくなったり、少しおかしいことに気が付き始めました。そして、3年が経った頃に、病気が発症ました。これは結婚前からの持病だったという事で、隠していたとのことでした。いずれにせよ、私としては、将来的には彼女の病気を克服して、彼女と幸せな家庭を気築きたかった。でも、ダメでした。そんなに簡単なものではなかった。後悔しても後悔しきれないです。
5)みている人にアドバイスがあるとしたら
農家の結婚という事で、農家の結婚をする方々にアドバイスをするとすれば、農家の長男だった私の場合、結果的に失敗したので、あまり偉そうなことは言えませんが、基本、農家の結婚は大変、難しいです。私は失敗したのち、実家周辺も都市計画が一気に進んで、田畑も道路に取られて、自然と農業が出来なくなり、今では不動産業が主力で、片手間で会社員もやってますが、農家のままだったら、もう結婚は無理だったかもしれません。幸か不幸か農家が廃業になったことで、実家は不動産業に転身して上手く行きました。又、私自身も35歳の時、恋愛で再婚し子供達も生まれ、今は幸せいっぱいです。やっぱり、現代の結婚は、お見合いよりも恋愛の方が良いと思います。真の愛とそれを維持できる資金力があれば、どんな農家でも小売店でも自営業でも乗り切れます。他人まかせで時代に流されるのだけは止めましょう。

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